グリーンスローモビリティ(電動カート)が交通空白地域の交通課題と健康課題の改善に寄与するかを検討するために、2019年に国土交通省の実証実験を千葉県松戸市で実施しました。その後、この研究テーマをさらに深めるために、千葉大学予防医学センター近藤克則教授を中心とする研究チームとヤマハ発動機株式会社との共同研究をスタートさせました。

全国に点在する交通空白地帯における交通課題は、高齢者のクオリティオブライフの低下やそれに伴う社会保障費の増加を招くなど顕著な社会課題となっています。今回の共同研究では、その社会課題へのソリューション提供の一環として、電動カート導入により高齢者の外出、および社会参画を促し、これらの促進による介護予防、健康増進効果の関係を明確化することを目標としています。

この共同研究で、今年度、大阪府河内長野市(南花台地区)、千葉県松戸市(河原塚地区と小金原地区)を対象としてグリーンスローモビリティを運行し、地域住民への影響を調査しています。

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