身体活動を促すまちづくりセミナーを開催します。ぜひご参加ください。

 

身体活動の低下を原因とする肥満や慢性疾患が世界的に問題となるなか、身体活動を促進する手段として都市環境を改善する「まちづくり」に期待が集まっている。そして、都市環境と身体活動との関係を裏付ける研究も1990年代以降蓄積されている。こうした研究蓄積と計画実務をつなぐため、身体活動の促進・阻害要因を踏まえて「身体活動を促すまちづくりデザインガイド」を作成した。
https://hpd.cpms.chiba-u.jp/activeguide/

このデザインガイドでは、身体活動を促すまちづくりの考え方を34のキーワードを通じて図や写真とともに紹介している。その前段には理論的背景として、都市計画、都市デザイン、予防医学の専門家による4編の論考を掲載した。後段のケーススタディでは、全国の先進的な事例とキーワードとの関係を示した。

本セミナーは、まちづくりや健康づくりに携わる自治体や民間事業者、地域の魅力向上や課題解決を担う地域団体などを対象に、身体活動を促すまちづくりについて知見を深め、デザインガイドを活用してもらうことを目的に実施するものである。

【開催概要】
日時:2022年1月18日 (水) 13:00-14:30 (90分)
実施形態:Zoomによるオンライン形式
参加申込URL:
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/webinar/register/WN_jhUd5h4ORgOlS9020IIFdg
参加費:無料

【プログラム】
– ガイドラインの見方、説明(吉田紘明/千葉大学)
– 身体活動を促す都市環境(樋野公宏/東京大学)
– 健康まちづくりと都市デザイン(野原卓/横浜国立大学)
– 公衆衛生と都市・空間デザイン(花里真道/千葉大学)
– 健康と都市計画制度(石井儀光/国土技術政策総合研究所)
– 質疑応答

<お問合せ先>東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 樋野公宏
hino@ua.t.u-tokyo.ac.jp
デザインガイドおよび本セミナーはJSPS科研費 (18H01602) による