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 地域住民等のボランティアが、管理者との協定に基づいて身近な道路・公園などを定期的に美化・清掃したり、そこでイベントを運営したりする制度を「アダプト制度」といいます。身近な道路や公園の清掃や花壇づくりなどの活動は、社会的健康(仲間がいて)、身体的健康(体を動かして)、精神的健康(心が喜ぶ)という3つの健康要素を満たす活動と言えます
 安全で美しい道路・公園づくりの一環として、アートを施す取り組みも広がっています。また、計画段階から地域住民が参加することで、道路・公園に対する愛着が育まれ、完成後の活動が活発化されます。

地域の不安が高かった高架下の福音公園(松山市)。高校生ボランティアと近隣の小学生が制作したアートパネルが橋脚に設置され、公園のイメージ向上、利用者増加につながった
アスファルトアートガイド:世界中の広場や道路のアート活動の事例、ヒントを掲載 (出典:The Bloomberg Associates
住民参加で整備され、20年にわたり住民が管理・運営するけやきの公園(板橋区)
公園愛護会向けの健康づくりプログラム(横浜市) (出典:横浜市

参考文献

*1 横浜市.(2018).公園de健康づくり.
*2 The Bloomberg Associates. ”Asphalt Art Guide”.