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 利用者が多い生活利便施設同士が近接して立地し、施設間の行き来がしやすいように歩行空間が整備されていると、回遊による賑わいが生まれ、歩行の促進が期待できます。交通量の多い道路では、ペデストリアンデッキ等で施設を結ぶことも大切です。ある程度施設が離れている場合には、シェアサイクルやグリーンスローモビリティ等で移動出来る環境を整備することも効果的です。また、施設が集積した拠点エリアと住宅地等を結ぶ公共交通の結節点となる駅やバス停では、雨や暑さ寒さをしのいで会話などを楽しみながら快適に待つことができる空間整備が重要です。

鉄道駅、市役所、図書館を含む再開発ビルをつなぐペデストリアンデッキ(⼟浦市)
雨に濡れずに歩き回れるひさし(長岡市役所)
自動運転バス(茨城県境町):境町の自動運転バスは、「道の駅さかい」と小学校、町役場、病院などを結ぶ複数の路線で定期運行されている
輪島KABULET®拠点施設とグリーンスローモビリティ:空き家や空き地を活用し地域住民が共生する拠点やサービス付き高齢者向け住宅を整備、それらをグリーンスローモビリティによりつなぐ
駅前のバス停(スイス・ベルン市):駅から路線バス・LRTの停留所まで大きな庇で覆われており雨に濡れずに乗換ができる
バス待合空間(金沢市):沿道の敷地の建物に庇が設けられ、雨をしのいで待つことができるようになっている