34 運動の仲間づくり – 身体活動を促すまちづくりデザインガイド

関連するキーワード

　友達や家族、同僚などの仲間と一緒に運動することで、億劫に感じる日でも互いに励ましあって習慣化したり、長く続けたりすることができます。運動によって身体的に健康になるだけでなく、運動中に会話したり、運動後などの機会に交流することで、精神的にも健康になることができます。こうした他者と良好な関係を築けることは社会的健康とも呼ばれます。

よこはまウォーキングポイント事業では、事例集や平均歩数ランキングの公表を通じて、仲間での健康づくりを推奨している*¹

運動を週1回以上していても、1人でするのに比べスポーツ組織へ参加している人の方が要介護認定を受けにくい*²

コラム

パークラン（ parkrun）とは？

　世界各地で、毎週⼟曜9時から開催される無料のランニングイベント。2004年に英国で始まり、2020年6月時点で日本を含む22か国2000会場以上に広がっています。ランナーは一度登録すると世界中全ての会場で参加することができます（登録者数700万人以上）。イベント運営のための様々な役割はボランティアが担います。

左：ボランティアによる説明（Sydney, 豪州）、中央：子供から高齢者まで参加（Milton Keynes, 英国）、右：終了後はカフェで交流（柏の葉）

参考文献

＊1 横浜市.（2020）.「よこはまウォーキングポイントを活用した17の取組」．
＊2 Kanamori, S., Kai, Y., Kondo, K., Hirai, H., Ichida, Y., Suzuki, K., & Kawachi, I. (2012). Participation in sports organizations and the prevention of functional disability in older Japanese: the AGES Cohort Study. PLoS One, 7(11), e51061.