2021年1月18日(月)13:00~17:30に日本建築学会環境工学委員会による研究協議会(シンポジウム)のディスカッションのコーディネーターを花里が務めます。会場は、オンラインと日本建築学会の建築会館ホール(田町)の2種あります。参加費は無料です。詳細、申し込みはこちらより。

以下、主旨文章より転載します。

我が国の労働生産性はOECD諸国のなかでも低い水準にあると言われているが、少子高齢化に伴う生産人口の減少に伴い、多様な働き方への対応が急務となっている。2019年4月より一部施行された「働き方改革関連法」を機に、企業にとっても健康で働きやすい職場環境の整備が重要な課題となり、健康増進、快適性、知的生産性向上をキーワードとしたB2Bビジネスも盛んになりつつある。このような状況下、中小規模ビルの高経年化が進んだ昨今は、脱炭素とウェルネスを両立させるスマートウェルネス・オフィス(SWO)の普及実現に向けた建築環境工学分野における取り組みの好機ともいえる。以上をふまえ、本研究協議会では、オフィスを直接対象とする研究者に加え、関連の深い周辺分野の研究者も交え、ポストコロナ社会におけるSWOのあるべき未来を見据えて、建築環境工学の果たす役割について多様な視点から議論する場としたい。

[プログラム]
司会 秋元孝之(芝浦工業大学)
1.主旨説明 山口和貴(東京電力ホールディングス)
2.主題解説
①建築をとりまく近年の状況 田辺新一(早稲田大学)
②CASBEE-WO評価ツールの概要と役割 林立也(千葉大学)
③先進事例にみる働き方とオフィスの変遷~労働集約型から知識創造、Active Based Workingへ 齋藤敦子(コクヨ)
④オフィスの音環境の変遷とワーカーの働きやすさ 辻村壮平(茨城大学)
⑤気象および環境変化が自律神経バランスに与える影響 重田祥範(公立鳥取環境大学)
⑥前夜の睡眠が翌日のパフォーマンスに及ぼす影響 都築和代(豊橋技術科学大学)
3.討論コーディネーター 花里真道(千葉大学)
4.まとめ 伊香賀俊治(慶応義塾大学)

詳細、申し込みはこちらより。