早歩きや歩幅と健康

あなたの目標歩数で歩けましたか? 目標歩数で歩けると脳の機能によりいいことがわかっています。

詳しい研究として、東京都健康長寿医療センター研究所が群馬県草津町で実施している研究があります。2002年から2014年の間に調査に参加した1,686人の歩行速度、歩幅と認知症について調査されました。

普段の歩幅が短い群、普通の群、長い群の3群で比較したところ、長い群に比べ短い群では、認知症の発症リスクが約2倍、高まっていました。歩行速度についても、普段の歩行速度が遅い群、普通の群、速い群の3群で比較したところ、速い群に比べ遅い群では、認知症の発症リスクが約3.5倍、高まっていました。

普段の生活から早歩きをこころがけてみてはいかがでしょうか?

参考文献
  • Taniguchi, Y., Kitamura, A., Seino, S., Murayama, H., Amano, H., Nofuji, Y., ... & Matsuyama, Y. (2017). Gait performance trajectories and incident disabling dementia among community-dwelling older Japanese. Journal of the American Medical Directors Association, 18(2), 192-e13.