日々の買い物行動には、歩行量を増やす影響や脳の機能にいい影響があることが示唆されています。
鳥取県の山あいの地域に住む約700人の高齢者を対象とした研究(文献1)では、買い物回数の多さが閉じこもりにくさや転倒しにくさと関連していることが報告されています。
日本の高齢者49,511名を約3年間追跡し、近隣にある食料品店の数と認知症発症との関連を調べた研究があります(文献2)。その結果、近隣の食料品店の数が「たくさんある」と回答した人に比べ、「ある程度ある」「あまりない」「まったくない」と回答した人の認知症リスクはそれぞれ1.2倍、1.4倍、1.7倍でした。
つまり、食料品店が多い地域に暮らす高齢者は認知症になりにくいということが分かりました。 ショッピングをすることで歩行量や脳の機能を高めましょう。